個別指導型予備校の明暗


現在、予想通り、個別指導型の塾、予備校が上場を果たしていますが、これがいまだ完全に消費者主導の教育システムであるとは言いがたい。

実際の現場は、『素人講師』が大半を占め、大学生、社会人の都合の良いアルバイト感覚になります。(もちろんプロ意識が高いものも10人に1名くらいはいる。)

システムに惑わされ消費者側が食いものにされているゆえに多大な利益を得ていることがわかります。(つまり新規参入が絶えない状況で価格競争の段階ではない。未成熟産業)

実際に個別に対応したオーダーシステムの学習プランを実現にはほど遠い段階です。

この事実は現在のパソコンスクールでも明らかな通り、全く白紙の受講生には容易に既成のプランは考えられるが、受講生の多様化には対応できないものです。

つまり、現行の個別指導型の予備校では、緊張感や競争原理が働かないために目標は達成できないことが明確であり、やがて衰退する可能性があります。

現行の個別指導型は、一時的な『流行』ではありますが、欧米なども個別のチューテング・システムの方が大綱を逸脱しない分、完成度が高い。

(または、米国の教会やアダルトスクールなどの無料の個別指導システム)

ひょっとすると、教室に1人だけいる状況の個別指導型が最もよいのかもしれません。

そもそも学習塾、予備校の役割は受講生の学習時間の短縮化であって、時間をかければ勉強はだれでもできるようになるわけです。

現行の個別指導型のみの学習塾、予備校はこのコンセプトを維持しながら、いかに優れた講師を育てる環境を持つかという点にあります。


現在、上場している個別指導塾の講師採用方針

(1)個別指導塾−T

「学校の勉強ができる人=良い先生」という素人的発想で企業展開。

素人集団ではあるが、上層部に元企業戦士もおり、経営自体はベンチャーマインドがあり個別指導の

中では今後も躍進する可能性がある。

(2)個別指導−M塾

大学1年生を4年間使う方針。もちろん、素人集団であるが個別指導の元祖でもあり、人気はある。

この塾を真似たニセモノ、モドキも多いが、所詮マネごとである。(例、個別指導塾−Eなど)

マネ事の個別指導塾は倒産する件数も多く、いかに学習塾のオヤジが世間知らずの「井の中の蛙」かを見せつける。

(3)個別指導−T2

体育会系でワンマン経営なので、イエスマン講師が良い。

人間を粗末に扱う傾向があり、講師の離職率は高いが、いくらでも代わりはいるといううぬぼれも強い。

#まとめ

実は現行の個別指導塾は教材開発や講師・従業員への教育システムもなく「人の使い捨て」によって大きな利益を実現していることがわかる。

大手予備校の先生は、個別に教えてほしいといえば断ることはないし、そのことにお金をもらおうとは思いません。それは、教えることが好きだということもありますが、教え子に寂しい思いをさせられないのです。

現在の金儲け主義の個別指導塾に喝!


●独立事業主共同体型予備校

現行の個別のコンセプトを維持しながら、大手の予備校並みのプロ教師を『個別』の世界に介入させるためには、講師の時給をいっきに上げなくてはなりません。

(現在の個別の講師の時給は1,500円程度、大手予備校の講師の時給は10,000円以上)

個別型予備校は今後は、さまざまな講師の能力をソフト化して、個々の受講生に対応できるような引出しを作り上げていく必要があります。

●所詮、塾、学校経営、予備校は儲からない。

ミクロ経済学上の外部経済の代表である教育機関が儲かるわけがないのです。

(同様に儲かっている医師、病院も結局金儲けにその職権を利用しているわけです。)

儲けを度外視しましょう。

いいんじゃないのか。日本の教育を変えよう!