基本書教育を批判する。


完全復習型授業

授業にあてってぶ厚い基本書、教科書、テキストは不要です。

予備校はこういった本を買わすことによって、膨大な利益を得ています。

実際に購入してすべて読みきって、理解するのはたいへん困難だし、テキスト依存症を招いて、購入することによって安心を得る傾向の予備校生を促進させてしまいます。

完全復習型授業とは、

(1)あらかじめテキストを配布したりはいたしません(購入させません)。

(2)授業の都度、授業で使用するテキストを配るために受講生は予習することはできません。

(3)授業の都度、講師−予備校は膨大な情報をもとに教材作成をします。

(4)受講生は授業でテキストを完全消化でき、復習をしなければなりません。

私はこの教育方針を東京商科学院講師時代に確立させたが、一番学力の低いクラスを受け持ち、結果として上位のクラスに圧勝する合格率を打ち出しました。

なぜこのような学習スタイルが望ましいのかと言えば、試験というのは学力だけではなく、優れた「事務処理能力」を要求されるのです。

つまり、いくら学力が高くても自分の能力をキチンと試験委員に伝えることができなければならないのです。

特に、国家試験、大学入試、中学受験などがそれに該当します。

●基本書使用型予備校の欠点

講師は、初年度は一所懸命やるが、マンネリ化が早く、いいかげんな講師ばかりになる。

ただ受講生にやらせているだけの講師が多いが、講師や予備校は基本書の責任にいつでも転嫁できるので楽である。