予想論点-1

経済学の予想をまとめました。まず、何が出るのかという核心部分よりも
試験委員がどのような論点に直面されているのかを考えると3点あります。
(1)年金問題
(2)円キャリートレード増加がもたらした諸問題
(3)原油価格の急騰

ここで、(1)、(2)、(3)は実際の経済問題でありそれを経済学の問題としてズバリ出題することは適当ではありません。そこで、それらの分析に必要な論点を「試験用の経済学」として出題すると思われます。

まず、年金問題などを考える上で、消費理論や割引現在価値などの知識が必要です。
例えば、問題として作ると、現役時と退職後という2期間の異時点間消費理論。もちろん、割引現在価値を理解しているかどうかを計算問題を通じて試させられるはずです。利子率変更による代替効果、所得効果など周辺の分析力も必要となります。実は国家1種試験では2問出題されており要注意です。(ゲーム理論、公共財も2問出題されており要確認)

次に、アジア諸国の株価急騰や通貨危機の可能性などをもたらしたきっかけとなった日本の低金利、円安を背景にした円キャリートレードです。為替レートの調整やIS-LM-BP分析を確認しておきましょう。
IS−LM分析の応用問題として、例年通りのパターンであれば原油価格の論点を挿入してくることも考えられます。

第1問(ミクロ経済学)

予想論点-1】
異時点間の消費理論
●計算問題
●利子率の考え方や貯蓄と借入に関する論点

【予想論点-2】
独占企業に関する論点(不完全競争市場に関する企業の行動における論点)
●完全競争企業との収入曲線の相違(計算問題含む)
●費用逓減産業に関して価格規制を行った場合、この規制の長所と短所

【予想論点-3】
公共財
●最適供給量の計算問題
●最適供給量の実現が困難である理由とリンダール均衡

第2問(マクロ経済学)

【予想論点-1】
LM曲線に関する総合問題
●導出法とシフト要因
●利子弾力性とグラフの形状
●固定相場制におけるシフト

【予想論点-2】
為替相場に関する総合問題(現行の円安に関するテーマ)
●調整メカニズム
●マーシャル=ラーナーの安定化条件と経常収支の不均衡
【予想論点-3】
IS−LM分析の総合問題
●裁量的政策の効果
●国債発行による財政政策
●原油価格上昇の影響